僕の背中は自分が
思うより正直かい
誰かに聞かなきゃ
不安になってしまうよ
と歌ったのは最近あんまり
マスコミに登場しなくなった
槇原敬之さんでした。
このどんなときもという曲は
主題歌になっていた
織田裕二主演の
「就職戦線以上なし」
という映画を女の子と観にいって
その直後に見事に失恋したという
超甘酸っぱい思い出の詰まった
名曲です。(・・・僕にとっては)
そんな前置きは置いといて
今回は姿勢の話です。
姿勢矯正や猫背矯正というのは
最近の巷の整骨院の施術メニュー
の定番となっており
「姿勢矯正は姿勢が安定するまで
継続して施術を受け続けないと
効果がありません!」
などというセールストークで
高額な回数券ビジネスの温床と
なっております。
でもちょっと待ってみてください。
本当に姿勢って矯正しないと
直らないものなのでしょうか?
そもそも姿勢って本当に
固定されたものなのでしょうか?
怒りは肝臓を弱らせる
喜びは心臓を弱らせる
思いは脾臓を弱らせる
悲しみは肺を弱らせる
恐れは腎臓を弱らせる
この感情と姿勢の関係というのは
古代中国キングダムの時代から
陰陽五行の中に記されています。
以上の様に姿勢というのは
その時の気分ひとつで変わるもので
落ち込んでいるときには
肩を落として背中が丸くなり
嬉しい時には意気揚々と
姿勢も良くなり表情も明るくなります。
この様な日替わりで変化する姿勢を
一治療者の施術で変えられると思う方が
なんて厚顔無恥な人間だろうと
神経を疑ってしまいます。
姿勢はその人の生き方を映し出す鑑です。
希望に満ちて前向きな人は
顔の造形は別にしても魅力的に見えるし
自分の人生を憂悲しんでいる人は
どんなに美人だったとしても
決して魅力的な人とは映らないでしょう。
おんな心と秋の空と言いますが
性別にに限らず感情というのは
本当に日替わり弁当の様に変化します。
プラス思考でいきましょうというのは
簡単ですが実行するのはとても難しい。
でも怒っている時も、喜んでいる時も
思い悩んでいる時も、悲しみに暮れている時も
恐れ慄いている時でさえ
一生懸命未来に向かって進んでいる人は
キラキラと輝いてとても美しい。
そうしてそんな人生を映し出した
姿勢というのは曲がっていても
捻れていてもカッコいい背中見えるのです。
改めて自分の背中に問いかけて見てください。
僕の背中は自分が
思うより正直かい?
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